データについて
ドメシラが扱う公開データ・観測履歴の方針について説明します。
ドメシラでは、インターネット上で公開されているDNS、RDAP、HTTP、TLSなどの情報を取得・解析し、ドメインやWebサイトの現在の状態を分かりやすく整理して表示しています。
このページでは、ドメシラがどのようなデータを取得しているのか、どのように判定しているのか、またデータを見る際の注意点について説明します。
データの基本方針
ドメシラでは、実際に取得できた公開情報をもとに結果を表示することを基本方針としています。
取得できなかった情報について、推測だけで架空の値を補完することはありません。
一方、CMS、CDN、ホスティングサービスなど、一部の項目については、取得した複数の情報をもとに技術的な判定を行っています。
そのため、ドメシラのデータは大きく以下の2種類に分けられます。
- 公開プロトコル等から直接取得したデータ
- 取得したデータをもとにドメシラが判定・推定したデータ
それぞれの性質を理解したうえでご利用ください。
DNSデータ
DNSについては、公開DNSから取得できるレコードを表示します。
主に以下のレコードを取得しています。
- A
- AAAA
- MX
- TXT
- CNAME
- NS
- SOA
- CAA
表示されるIPアドレス、メールサーバー、ネームサーバー等は、スキャンを実行した時点でDNSから取得できた情報です。
DNSの内容は変更されることがあるため、現在の設定と過去のスキャン結果が異なる場合があります。
また、TTLやDNSキャッシュ等の影響により、設定変更直後には古い情報が取得される場合があります。
メール関連データ
TXTレコード等を利用して、メール送信ドメイン認証に関する設定を確認します。
主に以下を対象としています。
- SPF
- DMARC
- DKIM
SPFについては、v=spf1 を含むTXTレコードから設定内容を解析します。
DMARCについては、_dmarc に公開されているレコードを取得し、ポリシー等を表示します。
DKIMについては、確認にselectorが必要となるため、ドメイン名だけから存在を推測して表示することはありません。
メール設定についても、取得できる公開DNS情報の範囲内で表示しています。
RDAP・ドメイン情報
ドメイン登録情報については、主にRDAPを利用して取得します。
取得できる場合、以下のような情報を表示することがあります。
- 登録日
- 更新日
- 有効期限
- レジストラ
- ドメインステータス
- ネームサーバー
ドメイン年齢については、RDAPから取得できた登録日をもとに計算します。
登録日を取得できないドメインについて、推測によるドメイン年齢は表示しません。
また、TLDやレジストリによって提供される情報の内容が異なるため、すべてのドメインで同じ項目を取得できるとは限りません。
HTTP・Webデータ
WebサイトにHTTPSでアクセスし、公開されているHTTPレスポンスから情報を取得します。
主に以下のような情報を確認します。
- HTTPステータス
- リダイレクト
- 最終URL
- HTTPヘッダー
- Content-Type
- Serverヘッダー
- HSTS
- 応答時間
リダイレクトが設定されている場合は、一定回数までリダイレクト先を追跡します。
Webサイト側のアクセス制限、タイムアウト、Bot対策、地域制限その他の理由によって正常に取得できない場合があります。
SSL / TLSデータ
HTTPSで利用されるTLS証明書について、公開状態から取得できる情報を確認します。
主に以下の情報を表示します。
- 証明書の対象
- 発行者
- 有効期間
- 有効期限までの日数
- SAN(Subject Alternative Name)
ドメシラでは、取得した証明書情報を表示することを目的としており、SSL/TLS設定全体に対する包括的なセキュリティ監査を行うものではありません。
検出技術
Webサイトで利用されている技術については、HTTPヘッダー、HTML、Cookieその他取得可能な情報を複数組み合わせて判定します。
例えば、以下のような技術を検出する場合があります。
- CMS
- ECプラットフォーム
- Webサイトビルダー
- CDN
- WAF
- ホスティングサービス
- その他Webサービス・Web技術
技術検出については、DNSやRDAPのように直接値を取得するものとは異なり、取得した情報をもとにした判定が含まれます。
そのため、実際には利用されていない技術が検出される「誤検出」や、利用されている技術を検出できない「未検出」が発生する可能性があります。
外部サービスによる誤検出
Webサイトでは、画像、JavaScript、フォント、アクセス解析、決済サービスなど、多数の外部サービスが利用されています。
例えば、特定サービスのCDN上にある画像を利用しているだけで、そのサービス自体でWebサイトが構築されているとは限りません。
ドメシラでは、このような外部リソースだけを理由に特定のCMSやプラットフォームとして判定しないよう、複数の根拠を組み合わせて判定精度の向上を行っています。
ただし、自動判定である以上、完全な判定を保証するものではありません。
信頼度について
技術判定では、単一の弱い根拠だけではなく、可能な限り複数の情報を組み合わせて判断します。
十分な根拠が得られない場合は、技術を無理に表示しないことを基本としています。
また、利用している技術のバージョンについても、明確な根拠が取得できる場合に限って表示します。
スキャン日時
ドメシラに表示される情報は、原則としてスキャンを実行した時点で取得された情報です。
DNS、Webサイト、証明書、利用技術等は時間の経過とともに変更される可能性があります。
そのため、現在の状態を確認する場合は、最新のスキャン結果をご確認ください。
観測履歴
ドメシラでは、スキャンしたドメインとその結果を保存し、継続的な観測データとして蓄積する場合があります。
これにより、将来的に以下のような情報を提供できるようにすることを目的としています。
- DNSの変更
- IPアドレスの変更
- ネームサーバーの変更
- ホスティング環境の変更
- CMSやWeb技術の変更
- SSL/TLS証明書の更新
- その他ドメインの技術的な変化
ただし、ドメシラの履歴はドメシラが実際に観測した時点の記録です。
ドメシラのサービス開始以前の状態や、スキャンが行われていない期間の状態を過去に遡って復元したものではありません。
例えば、2026年に初めて観測したドメインについて、それ以前のWeb技術やDNS設定が自動的に分かるわけではありません。
データの保存
スキャンによって取得したドメインおよび解析結果は、履歴の比較、統計、技術動向の分析、判定精度の改善等を目的としてデータベースに保存する場合があります。
蓄積されたデータは、個別ドメインの結果表示だけでなく、例えば以下のような形で利用する場合があります。
- 特定の技術を利用しているサイトの一覧
- CMSやホスティングサービス等の利用状況
- 技術別の統計
- 時系列による技術利用状況の変化
- ドメインやWeb技術に関する調査・分析
個人情報の取扱いについては、プライバシーポリシーをご確認ください。
データが取得できない場合
公開されているドメインであっても、必ずすべての情報を取得できるとは限りません。
例えば以下のような場合があります。
- DNSレコードが存在しない
- RDAPで情報が提供されていない
- Webサーバーが応答しない
- アクセスが制限されている
- TLS接続を確立できない
- Botや自動アクセスに対する制限がある
- 一時的なネットワーク障害が発生している
取得できない項目については、原則として取得できなかったものとして扱い、存在しない情報を推測して補完することはありません。
データの正確性
ドメシラでは、できる限り正確な情報を提供できるよう取得方法および判定ロジックの改善を続けています。
ただし、インターネット上の情報は常に変化しており、自動取得や自動判定には技術的な限界があります。
そのため、以下を保証するものではありません。
- データの完全性
- データの正確性
- データの最新性
- 技術判定の完全な正確性
重要な設定確認、セキュリティ判断、契約上の判断等に利用する場合は、必ず公式情報や実際の設定とあわせて確認してください。
セキュリティ診断について
ドメシラは、公開されているドメイン情報やWeb技術情報を確認するためのサービスです。
表示される情報だけをもって、Webサイトやサーバーが「安全」「危険」であることを判断するものではありません。
また、専門的な脆弱性診断、ペネトレーションテスト、セキュリティ監査等を代替するサービスではありません。
情報の訂正について
技術判定の誤りなど、ドメシラに掲載されている情報に問題を発見した場合は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
対象ドメイン、該当項目、正しい情報または問題の内容をご連絡いただければ、確認のうえ必要に応じて判定ロジックやデータの修正を行います。
ドメシラでは、蓄積されるデータがより正確なものとなるよう、継続的に取得方法および判定方法を改善していきます。
最終更新日:2026年9月22日